極意(57) SWFUの使用例いろいろ / 2017-4-6 改訂
SWFU とは、旧北研の解説では「簡単アップローダー」と呼んでいますが、なかなかどうして簡単ではありません。当サイトでも記事として取り上げずに来たのは、その辺の事情があることは間違いありません。でも、いつまでも放ったらかして置く訳にもまいりません。メーカーの視点とは異なったな視点で解説してみました。
但し、今回は、画像ファイル以外のファイル(swf/pdf/mp3/wmv等)について SWFU の使い方をレクチャーします。
先ず、用語の解説から始めましょう。
SWFUとは、SWFUpload と言うファイル転送ツールを利用して作成された旧北研オリジナルのツールです。
その SWFUpload の名称は、元々は SWF形式(読みは「スウィッフ」)の Adobe Flash の再生用ファイルフォーマットの1つである拡張子 swf ファイルをアップロードするためのツールから由来しています。(引用)
SWFU を使ってファイルをアップロードするとファイルは格納先「swfu/d/」に格納されます。その格納先「swfu/d/」は、SWFU を使う限りでは変更できません。
その点、ファイル転送ツール FTP での格納先はどこでも格納できます。
その FTP で同じ格納先「swfu/d/」に直接格納しても、その格納済ファイルは、ある操作をしないと SWFU では取り扱うことができません。
そのある操作とは、SWFU を起動し、画面左側の「ファイルチェック」をクリックすると、データベースの再構築が完了します。そして FTP でアップロードしたファイルも SWFU でファイルの管理ができるようになります。
- SWFU を起動し、左側のメニューで「アップロード」をクリックする。
- 右側の青い「Click」ボタンをクリックする。
(※ブラウザによっては、この「Click」が表示されない場合もある) - 右側の「ここにファイルをドロップ」をクリックする。
- ファイル参照ダイアログでアップロードするファイルを選択して「開く」をクリック
- ファイルの選択は複数ファイルを選択して一括でアップロードできます。
- 拡張子 jpg、png、gif の画像ファイル以外でも2MB以下ならアップロード可能です。
SWFU を使用してファイルをアップロードする場合、そのファイル容量に 2MB 以下との制限があります。画像データに限らず 2MB 以下のファイルであれば、SWFU で直接サーバーにアップロードできます。
それでは 2MB を超えるファイル容量の場合、どうしたらいいのでしょうか?
それはファイル転送ツール FTP を使用して、直接、フォルダ /swfu/d/ にアップロードすればいいのです。
そしてアップロードが済んだら、前記にも記載しましたが「ファイルチェック」をクリックすれば、そのアップロード済ファイルが SWFU で取り扱うことができるようになります。
その「ファイルチェック」をクリックした直後の画面が、以下の画面になります。
SWFU でファイルをアップロードするとファイル属性が「未分類」として扱われます。
「未分類」とは、共有格納フォルダ /swfu/d/ には格納されたファイルですが、どこのページにも紐付かないファイルと言う意味です。
ちなみに、あるページの編集作業で、SWFU でなくてクリップマークによる画像添付の操作をした場合、アップロードされた画像ファイルのファイル属性は「未分類」とはならず、「未分類」の代わりにページ名がファイル属性につきます。
即ち、そのファイルはそのページに紐付いたファイル属性とした扱われます。その「未分類」のファイル属性を持つファイルを SWFU の登録情報で見てみると、ページ名が空白(下記)になっていることが分かります。
従って、そのページ名に該当のページ名を設定してあげれば、「未分類」が未分類でなくなります。
ここからは、フォルダ /swfu/d/ にアップロードされたファイルを SWFU で各種ファイルを編集画面上に貼り付ける方法を紹介していきます。先ずは、拡張子 swf の Flash アニメーションの設置です。
ファイルサイズが2MB以下なら、SWFU でアップロードします。2MB以上の Flash でしたらファイル転送ツール FTP を使って、フォルダ /swfu/d/ に直接アップロードします。
そして前記にも記載しましたが、「ファイルチェック」をクリックして SWFU で管理ができるようにしておきます。そして、フォルダ /swfu/d/ に入れた Flash データを SWFU で表示します(下記)。
次は、拡張子 pdf の PDF ファイルについてです。ファイルサイズが2MB以下なら SWFU でアップロードします。2MB以上ならファイル転送ツール FTP でアップロードします。その他、前記と同じ取り扱いです。
次は、拡張子 mp3 の MP3 ファイルについてです。ファイルサイズが2MB以下なら SWFU でアップロードします。2MB以上ならファイル転送ツール FTP でアップロードします。その他、前記と同じ取り扱いです。
次は、拡張子 wmv の ムービーファイルについてです。ファイルサイズが2MB以下なら SWFU でアップロードします。2MB以上ならファイル転送ツール FTP でアップロードします。その他、前記と同じ取り扱いです。
SWFU での格納先 /swfu/d/ は、当然のことですが、ドメイン毎に存在しているフォルダです。従って、複数のサブドメイン下でファイル転送ツール FTP を実際に使用する際には、常にドメインを意識して使用して下さい。
過日、当サイトに FTP のことで質問を受けたことがありましたが、その方は、フォルダ /swfu/d/ はサーバー全体で唯一つだけの存在と勘違いしていたことが後で分かり、メールのやり取りで話が咬み合わない結果を招きました。当ページでは、FTP の詳細は記載しませんが、勘違いは誰もがする行為で責めるべき行為ではありません。